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No.19

水田トラストのお茶会の案内
▲4/27(土)宮本ゆうみさん宅で、水田トラストのお茶会です 1)日時:4/27 午後2時ー5時 2)場所:JR井の頭線・三鷹台駅下車 宮本宅 3)宮本さんのお家は、取っても落ち着く木のお家です。 ゆうみさんもパートナーの宮本さんも自然体。自然とこころもリラックス。 エクワドルの無農薬コーヒーをいただきながら。 井の頭公園の散歩もいたしましょう。 4)参加ご希望の方≫阿部までお電話ください。0436−61−3077 |
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| 神室の里は今2002・02・02合同寄り議の模様 | ||
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神室の里は今![]() 左から 笹 輝美さん 佐藤恵一さん 高橋保広さん 田口さん(東京) 有銘さん(東京) 雪の中から 雪までもが新年を祝うかのように、降り続き除雪排雪に追われた正月であった。住居の他に農作業場、機械、資材などの格納庫、車庫、畜舎、ビニールハウス等…と農家には建物が多く、屋根に積もった雪は、自然と滑り落ちるが、軒下が3〜4mぐらいだとすぐに屋根までの高さになってしまう。そのため、軒下の雪は、除雪機械を使って遠くに飛ばすか、水路に棄てるかして始末しなければならない。 水路に入れるにしても、各家は一斉に水路に入れれば、雪は溶けきらずに、下流でびっしり詰まってしまい洪水の如くに浸水という事態に至る。約3ヶ月間、雪との格闘が続き、モウうんざりしてしまう。なんせ、4月下旬には手を下さなくても消えるんだから。 日常生活の中ではこのうえなく邪魔な存在となるとしても、山では大量の雪が積もり、山全体がダムなり、1年を通じて豊かな清流を保証し広葉樹林帯を育てる。それがまた緑のダムとなり、種種の生き物を育んでくれる。私たちのこめ作りに必要な灌漑用水も、雪が降ればこそ確保されるのであるから感謝しなければなるまい。 昨年、無農薬栽培田の草取りをしていた時、1羽のカラスが飛んできて、道路標識の上に止まり、四つんばいになって奮闘している私の方を見ていたが、その内、「アホー…」と鳴き出したではないか。 カラスにまで笑われてての、近代化、機械化農業に逆行する作業ではあったが、出来た米はやはり美味しい。 今年はミネラル炭が本格的に清さん出来るようになり、それらを使い、また水質、土壌検査を続行し、水、土、生産物に関する私たち独自の安全基準を設けられるよう、日々楽しみながら研究、努力していきたい。 ネットワーク農縁(新庄)代表 笹 輝美 ![]() 神室の里は今 残雪の新庄から 高橋保広 皆さん、元気にしていますか。新庄は忙しい季節に入りました。 1995年に立ち上げたネットワーク農縁も8回目の春を迎えようとしています。随分短く、速かったと思えるのは自分だけでしょうか。 この間、農縁が母体となって、皆さん方と一緒に作り上げ、生まれた会が、大豆畑トラスト、水田トラスト、新庄最上環境会議、新庄最上有機農業者協会などです。 安全な農作物を栽培できる環境作りを必死にやっている会員の姿はやっぱりすごいです。 地元新庄では、自分たちは“大勢派”ではなく“はみだし派”なんだってよ。それはそうだと思いますよ。新庄最上は、農業を基本産業として成り立っている約10万人の市町村なもんで、新庄最上環境会議の一連の水質検査(水田用水、地下水、川)の数字的な結果(悪い。 新庄のこの環境でこのようだから、他ではもっと悪いと思うよ)も、田畑への化学肥料、除草剤の多投により生き物(微生物さえ)も棲めない土になり、浄化能力低下などの結果を、シンポジュームなどを発表していく農縁だもんなあ。 同じ農家をやっている仲間からもいわれたよ。「たかが10万の市町村人口の中でやるんだもん、大勢派にはなれんわな」と。だからこそ自分たちはやるんだけんどなあ。一人がちょっと気づけば大きいよ。 このように出来たのも、食する人と生産する者同士が一体を強く感じ、築き上げた結果だと思います。やってみて気づくことなのですが、農家に大きく気ずかしていけるのは、あなた方消費者とのふれあいが一番です。 真剣に農業に取り組めば取り組むほど、化学肥料や農薬に頼り、土や水をダメにするのです。 他の農家も気づいてはいるのですが…・。 昨年立ち上げた新庄最上有機農業者協会には仲間も増え、汚れた土や水をきれいにするミネラル炭を製造中です。 これからも更に、皆さん方と親密な関係が深まる中で、新庄を環境保全、安全な食糧基地に、とおも っており、更なる運動が全国に広がれば…楽しいよね。 |
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私たちの新しい結仲間
かまきりの予言のとおり今年は雪が少なくて、このまま春に向かうのかのかとうれしい気持ちです。さて、先日のお申し
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雪国シンポジューム![]() ![]() ![]() ![]() 私たちの新しい結仲間 Qトレーラー伝導師達?/奥の細道・partU 田中正治 1)今回のQ伝導/奥の細道・2度目旅は、2/25朝9:30、スペース・イモケ ンから出発。蛭田、田口、関本、関口、田中の5人衆、軽自動車4人乗りに、5人を 詰め込んで、一路山形・新庄へ。 前回、2/2−5のQ伝導の旅のおり、新庄のネットワーク農縁の農家が、Qで激論 した後、パソコンを買う!講習をやる!ということになった。それじゃ、3/2−3 TQCの前に、パソコンを送り込もう!講習しよう!となり、急遽、蛭田さんがアキ バを這いずり回り、6台のパソコンを前払い購入。第二回目の旅とあいなった。 2)午後5:30新庄着。農家の高橋さんの出迎えで、そば屋へ。期待のそば屋はお 休み。茶そばをいただいたが、これはもう一つだね。 そばを食べていると、有機農業者協会の長田さんが来られ、もみがら遠赤炭の特許の ことで、事態が急変しつつあるとのこと。それでも製造方法については公開宣伝しな いことを条件に、NAMとしても色んな関わり方が出来そう、という感触を得て、7 時からのパソコン講習会場に向かった。 3)ネットワーク農縁は、米の産直、大豆畑トラスト、水田トラスト等をやっている 有機農業グループ。会場には新しくパソコンを購入した高橋、今田、伊藤、笹、吉野 さんと、見学の遠藤夫妻、星川、佐藤、星川さんが参加。蛭田さんからQとパソコン 講習目的の説明があった後、早速手ほどき。太い指であのちっちゃなキーボードを叩 く様は、小学生のように初々しい。立ち上げ方、メモ帳での文字の打ち方の色々、イ ンターネット、メールといっても、プロバイダーに接続していないので、リアル感は ないが、とにかく何とか物にしようと、一所懸命ボードを叩いていく。夜11時まで 講習はつづいた。 これからQ・パソコン講習会の時には事前に、ICカ−ドの所持、運転免許の所持が 条件だ。そうすれば1日で、プロバイダー接続から、Q登録まで一気に完了できる。 やりきった!という気分になる。後はメールの発信をかねてキーボードの叩き方を練 習するだけだ。 4)2/26朝、もみがら遠赤炭の工場へ行く。広い敷地だ。寝泊りも出来るとのこ とで、いずれ皆さんが泊まれるようにしたい、と嬉しいことを言ってくれる。 有機農業者協会の農家の皆さんは、前の晩、朝3時まで、NAMとはどういうグルー プだ?Qってなんだ?もみがら遠戚炭の特許との関係は?などと討論したとのこと。 その延長線で、NAM5人と有機農業者協会の皆さん3人ととの意見交換をした。他 4人は炭化炉で炭焼き中。手がはなせない。 NAMの原理、Qシステム、都市と農村の新しいアソシエーション、循環型社会、有 機農業、有機畜産、有機漁業、有機工業などについて、田中が説明。 有機農業者協会からは長田さんが、有機農業者協会の理念と経営の状況について説明 される。 理念の核は、新庄を中心とする最上地域での、食糧、水、エネルギーの地域自給シス テムの形成、循環型地域システムの創造。有機農業運動と水質の浄化運動、自然エネ ルギーを中心としたエネルギー地域自給の形成のための、有機農業、もみがら遠赤 炭、水質検査運動、バイオマス再生可能エネルギー創出なのだ。両者の交差する接点 を、僕は実感した。 5)問題は、もみがら遠赤炭の特許問題だった。あるグループが、もみがらミネラル 炭の特許を申請していたのだが、それがごく最近、認可されたのだ。近日中に特許を 申請しようと準備していただけに、そのグループとの調整の問題が浮上。従って、調 整の問題が解決するまで、当分、公に、もみがら遠赤炭での公然活動を控えて欲しい との要請を受けることになった(技術上の難しい話は割愛)。う〜ん、いたしかたな いか!という次第にあいなった。 う〜ん、とうなっている僕に、田口さんは、”パソコン講習したので、これで農家を 訪問でき対話のチャンスが出来て、僕は落胆してませんよ”と、慰められたのであっ た。 いずれにせよ、何か太く強いコミュニケーションの入り口に立った、という感触を得 たのは確かである。3/2−3TQCには、農家の佐藤恵一さんがシンポジュームに 参加する。 6)僕としては、もみがら遠赤炭は、特許問題がはっきりするまで、当分地道な研究 になりそうなので、新庄水田トラストへのQの導入に重点を置かざるをえないと思っ ている。3/2−3のTQCでは、Q30%利用した水田トラスト会員募集を開始す る。 いずれにせよ、地球環境と生命の危機に直面して、食糧、水、エネルギーの地域自給 を目指す、この有機農業者協会の理念と事業に対して、除除に市民通貨Qとの結びつ きを作っていきたい。市民通貨はいわば、新幹線なのだから、全国の地域システム・ 地域通貨であるローカル線との相互乗りいれが、いずれ浮上 ![]() |
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神室の里は今農村生活 新庄編
新庄より・・・バイオマスってなんだ?2002.2.21 今年の夏、新庄に早稲田大学のバイオマスセンターができます。 バイオマスってなんだ?? ってことでその学習会に行って来ました。 で、ひと言でいうと自然エネルギーの有効利用。廃棄物なんかを微生物など 自然の力を使って無駄なく利用するってことかな。 具体的には木くずなんかをペレットにして燃料に使う、あるいは発電に使 う。植物からアルコールをつくり、車を走らせる。堆肥やメタンガス、発酵食 品なんかも広い意味ではその中に含まれるのかな。 なんか、かなり範囲が広いみたいです。その中で、キーワードとして印象に 残ったのが「常温、常圧、低エネルギーの技術」ってことです。 20世紀の技術ってのは「高温、高圧、高エネルギーの技術」なんだそうで す。遺伝子組み換えなんかもこの中に含まれます。 この技術は化石燃料など有限のエネルギーを大量に消費し、石油が枯渇して しまえば、ハイおしまいです。 それに対してバイオマスの技術は、太陽のエネルギーなどにより、無限に生 成される自然エネルギーを効率よく利用しようという、まさしく地球に優しい 21世紀型の技術って言えます。 って、たった一回の学習会でここまで言い きっていいのかな? 学習会はあと3回あります。今は会社の仕事の他に、地 元の稲作部会の総会の準備で昼も夜も大忙し。3月に入れば少しは余裕ができ るかな。 それでもすぐに春の準備にかからなければならないなあ。 さて今年はなにを植えようか。 〜よーすけどん(渡部陽一さん) 東京より・大豆畑トラストの小さな報告 2月12日に東京で大豆畑トラスト運動交流集会がありました。 全国で大豆畑トラスト運動を行なっている人達が東京に集まりました。約12 0名の参加で、大豆を使った様々な料理が、出品されたが、真心がこもったと ても美味しくて、工夫されたものが多く、楽しい雰囲気でした。「ファースト フードからスローフードへ」がテーマです。伝統食の掘り起こしと新たな発見 ・スローフードの再発見の意味は、新鮮だった。・・・・・・新庄水田トラスト 情報交差点より 新庄の生産者の皆さんから消費者の皆さんへの 「お米を送りましたよ〜」 とかあるいは、「発送が一日遅れます。」とかいうお電話はありましたでしょ うか。発送の際のちょっとした行き違いミスを防ぐために、電話とか短い添え 文などでメッセージを一緒に届けることにしました。都市会員の方々も、これ に呼応してくだされば大変うれしいことです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・ この冬は、12月半ばの大雪でいきなり根雪となり先が思いやられたもので したが、つまるところ暖冬でした。今、早々とまさに春を思わせる陽気が続 き、目に見えて雪が消えすくんでいます。 新庄の南約30kmの村山市あたりが今ちょうど雪の消え境となっていて、 水たまりとなった田んぼでは、これから長い北帰行に飛び立たんとする白鳥の 群れが、そのクチバシでえさをすくっている姿が随所で見られます。 東京では早くも桜が咲き出した、とのニュースあり。 気分は春でもウラの畑の積雪35cm。そろそろ、塩水選が始まる。 雪が少ないとはいえ、北側は1階の窓がふさがり軒まで埋まった。 気温氷点下13℃。空気が凍った。もうすぐ、春。 通信欄だより通信欄だより通信 1月29日 今年もよろしくお願いします。 福島市 末吉健治 2月1日 本年も引き続きよろしくお願いします。 横浜市 市川友子 2月12日 いつもお世話になり、ありがとうございます。生活が不規則なのでお米の消費 も不規則で、注文が不定期になっていますが、よろしくお願いします。 葛飾区 尾沢邦子 2月19日 今年も、雪が多いのでしょうか。大変ご苦労されていると思いますが、春まで 頑張ってください。 品川区 中村ゆき子 仕事がら、外でお弁当や食事の機会が多くなってきましたが、米はやっぱりわ が家のが一番です。夫も「おいしいねー」と言っており、安全と食味ともにベ リーグッド。 深く感謝しています。 千代田区 寺沢文子 もうすぐ暖かくなると思いますが、お体に気を付けてお過ごし下さい。 横浜市 糸永好子 2月20日 今回は吉野さんからお米をいただきました。お手紙が同封されていて、世話人 会でも話題になっていたものかしら? なんて思いながら、また、わが家にま でこんな にていねいにお手紙をいただいて拝読しました。(ホームページ担当の菊地で す) 八王子市 菊地枝美子 お米は自然のエネルギーをいっぱい受けて本当に美味しいですね。黍も、あり がとうございます。 港区 竹澤サトコ 2月21日 すてきな雪景色も、雪国の人々にとっては大変な日々と思います。でも一日一 日春が近づいています。今年もおいしいお米がたくさん実りますよう祈ってい ます。 八王子市 笠井祐子 2月26日 農縁だより、読ませていただきました。雪の中で奮闘している笹さんのたより に、改めて届けられた米に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございま した。 横浜市 市川友子 いつも、ときどき、のひとこと、ありがとうございます |
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| 地域通貨Qバザール ▲3/2−3 地域通貨Q30%使用バザーに、新庄から高橋保広、佐藤恵一 さん参加(田中) ![]() 1)東京・国分寺のカフェ・スローで地域通貨Qを使ったバザーとシンポジューム ライブが行われました。 ![]() 2)新庄のお米”さわのはな”、”トラスト味噌”、醤油、納豆”新庄まめむすめ” が出品されました。売上=さわ のはな・70KG、味噌・15個、醤油・10本、 納豆・20個で、全量完売しました。 ![]() 3)シンポジュームあり、ライブありで岩手県山形村の農家、仙台の木工職人九州から フェアトレード・コーヒーのういんど・ファームなどなど盛り上がりました。 4)農縁のお米の事務作業をしていただいている、北海道の磯辺/前田さんたち は、かわいい木馬、にわとり、白鳥の木工を出品しました。 ![]() |
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◆地域通貨Qってなに?
【Qってなに?】 「Q」というのは、LETS−Qという地域通貨で使われているお金の単位です。LETS−Q は2001年11月に「Q管理運営委員会」という有志のグループが、インターネット上で始めた、 新しいタイプのLETSです。 「Q管理運営委員会」には、日本全国とアメリカに住む大学・高校の先生、会社員、農家、学生 、商売人、ミュージシャン、芸術家など、様々な職業と年齢の人々が参加 しています。 【LETSってなに?】 LETSは、だれもが自由に参加・退会できる会員制・口座管理型の地域通貨です。LETSの 会員になると、会員同士でモノ・サービスの交換ができます。他のタイプの地域通貨では中央管 理委員会が通貨を発行するのに対し、LETSでは会員のひとりひとりが、自分の意志で自由に 貨幣を発行する権利を持っています。つまりLETSには、他のタイプの地域通貨のように紙幣 型のお金はありません。お金の流れは、会員同士の取引を「+1000」「−1000」という ように、会員の口座に記帳することで表示されます。会員の口座残高には利子はつきません。 また、お金を持っていなくても(口座残高が「0」や「マイナス」でも)他の会員からモノ・サ ービスを受け取ることが出来ます。マイナスの口座残高は「債務」ではありません。LETSで は、口座の赤字残高は「LETSコミュニティからの借り」と考えますので、コミュニティへの 倫理的な責任において返済すべきだ、ということです。こういったLETSの基本的な仕組みは、 LETS−Qにも受け継がれています。 【どうしてQをはじめたの?】 Q管理運営委員会に集まった人たちは、現在のグローバル化した産業社会が抱えているいろいろ な問題、たとえば環境問題や貧困、失業などなどの経済的な問題について話し合いました。そし てこれらの問題の原因は、今のお金のあり方にあるのではないか、と考えたのです。 今のお金のどこが悪いのかというと、 ・ どんどんと自己増殖していく仕組みが出来あがっていること ・ 利子がつくこと ・ もうかるところには過剰に投資され流通すること ・ もうからないところでは流通せずに企業の倒産や失業者が増えること ・ お金がすべての価値観をあらわしていることなどです。 Q管理運営委員会は、そういった今のお金の悪い部分を取り除いて良い部分だけを残し、これから の産業社会に対応した「新しいお金」を作ろうと考えています。そして、そのための仕組みを備え ているのが、LETS―Qなのです。 【Qは、いままでのLETSとどこがちがうの?】 今までのLETSでは、会員同士で交換されるものは、ボランティア的な仕事や小さな商店の商品 などです。エコマネーというLETSでは、普通の商業で取引されている商品の取引は禁止されて います。これらは、LETSの通貨としての流通範囲を地域的にも経済的にも限定しています。 Qは、こういった地域的・経済的な限定を取り除き、どんなものにも使えるあたりまえの通貨と して、あらゆる産業分野で流通していくことを目指しています。 【Qは、どうしてオンラインLETSなの?】 今までのLETSは、ある特定の地域で流通する通貨です。そこでは、参加する人たちは顔見知 りであったり血縁関係であったりします。そういった地縁・血縁で成り立っている地域とは違って、 Qの考え方に賛成するならば、世界中の人々が人種や国籍を問わずに、だれでも自由に参加できる 「地域」通貨を、Qは目指しています。だからインターネットで始めたのです。 【Qの会員には、どういう資格があるの?】 Qの会員資格には、個人会員と団体会員とがあります。個人会員は、Qの規約に同意し、義務と 責任を果たせる人なら、だれでもなれます。団体会員は、商店や会社、NPOや任意団体などが 入るときの資格です。 会員になると、個人会員も団体会員も、自分の口座を作ることが出来ます。いずれの場合でも、 口座残高は「0」から始まります。取引をして決済すると、Qを受けとった場合はプラス、支払った 場合はマイナスされていきます。 個人会員の場合、最初「−10万Q」までの赤字上限額(取引限度額)が認められています。 つまり会員になると、Qを全く持っていなくても、買い物が出来るのです。【赤字上限額ってなに?】 LETSは、会員ひとりひとりに貨幣の発行権を認めている「信用経済システム」で す。会員ひとりひとりの貨幣発行権に対する「信用」は、会員が貨幣を発行して他の 会員からのモノ・サービスといった利益を一方的に得るだけではなく、自分もモノや サービスを提供して他の会員が発行する貨幣を受け取るという会員間の「相互信頼」 によって保証されているのです。多くのLETSは、地縁や血縁といった共同体的な 地域に住む人々によって成立しています。したがってLETSの根幹である「相互信 頼」も、会員同士の「顔見知りである」「親戚である」といった共同体的なつながり によって成り立っているといえるでしょう。しかしLETS−Qは、インターネット上のLETSです。会員は、お互いの顔も見 たことがないケースが多いでしょう。ネット上のLETSであるというこの特質は、 LETS−Qが、他のLETSのような地縁・血縁による会員間の「共同体的」な 「相互信頼」を前提とすることができない、ということを意味しています。つまりL ETS−Qでは、会員間の「相互信頼」は、会員間の実際の取引や交渉などのコミュ ニケーションの場で形成されていかねばならない、ということです。 仮に、無闇に貨幣を発行し自己の利益のみを追い求める会員が多くいるならば、他の 会員は不利益を蒙ることになります。したがって会員間の「相互信頼」は形成され ず、LETS−Qという「信用経済システム」は崩壊してしまうでしょう。LETS −Qにおける、この最悪の事態を回避するために設けられたのが「赤字上限制度」と いう、貨幣発行権の制限制度なのです。 個人会員は、初期赤字上限額として「−10万Q」までの貨幣発行が認められていま す。つまり、だれであっても、その額以上の貨幣の乱発はできないわけです。LET SーQでは、このように、貨幣発行権の制限制度を設けることで、多くの会員の利己 的ふるまいを抑止し、会員間の「相互信頼」が醸成されていくような仕組みになって います。 そして、赤字上限額が、固定されていないということも、LETS−Qの特長です。 赤字上限額は、会員各々の取引総額が増えていくにしたがって、増えていきます。つ まりより多くの取引(売り・買い)を積み重ねていけばいくほど、その会員の赤字上 限額は多くなっていくのです。このことは、赤字上限制度が、利己的な貨幣発行を抑 止するための制度であるだけではなく、会員ひとりひとりの、Qコミュニティにおけ る「信用」を表示する制度でもあるということです。 このように会員各々のQコミュニティでの「信用」は、実際のコミュニケーション (取引・交渉)の結果として現れる赤字上限額と取引内容との公開によって、形成さ れていきます。 また個人会員は、自分が応援したい団体会員(会社やNPO)に対して「支援者」と して投票し、その会社の赤字上限額が増えるように支援することができます。個人会 員が持つ投票権を「支援率」と呼び、すべての個人会員に「100%」ずつ与えられ ています。個人会員が、団体会員への支援を行っても、その個人会員の口座残高が変 化することはありません。 団体会員の場合、赤字上限額は、どれくらいの個人会員に支援されているかによって 決まります。最初支援者が少なくても、個人会員に応援されるような活動をつづけて いれば、支援者の数はどんどんと増えていき、赤字上限額も増えていくでしょう。だ から、Qコミュニティでは、もうけばかりではなく良心的な商売を行っている商店や 会社、社会的にどうしても必要な活動を行っているNPOなどの団体会員が「信用」 をより多く形成できるはずです。 また、LETS―Qには、「ファイナンス制度」というQを貸しつける金融制度もあ ります。「ファイナンス制度」は、会員の剰余黒字残高を、個人や企業・NPOなど に貸しつける制度です。Qコミュニティでの「信用」が多い個人や企業・NPOは、 会員からの貸し付けをより多く受けることが出来るようになっています。 【Qでの取引ってどんななの?】 Q会員になると、自分が提供できるモノ・サービスを「Offer」、自分が提供して欲 しいモノ・サービスを「Want」として、Qのマーケットに登録することができます。 会員は、マーケットに登録されている「Offer」「Want」を見て、自分が欲しいもの や提供できるものがあれば、それを登録している人にEメールを送り交渉をはじめま す。 Qでの取引は、会員同士が、価格や運送費や先払い・後払いなどの諸条件を、取引当 事者の間で直接交渉し決定する相対(あいたい)取引です。これはモノ・サービスな ど商品価格の決定に消費者が参加するという意味をもっています。ここが、いままで の市場経済の取引方法と違うところです。 【Qの目指すマーケットって、どんななの?】 いままでの市場経済では、価格は、需要と供給の調整によって決定されるとされてい ます。消費者は、ひとりひとりの人間ではなく、単に商品を購入する因子でしかあり ません。また、現在の市場経済では、「利益」を産み出せるモノ・サービスのみが商 品化されています。そこでは売れるもの・売れないものが区別され、売れないものは 良いものであっても、商品リストから外されてしまいます。こういった均一的な価値 構成は、私たちの日常生活や考え方にまで浸透しています。 けれど私たちは、本来もっと多様で豊かな価値観をもって生きています。消費者が、 自分たちの価値観を、自分たちが購入する商品の価格に反映させることができるなら ば、市場はもっと多様で豊かなものになっていくでしょう。 Qにおける相対取引では、モノ・サービスを受けた側の満足度・感激度が高ければ、 そのモノ・サービスは高く評価されます。価格も消費者側の意志によって追加支払い がおこなわれます。商品の価格を決定するのは、消費者ひとりひとりなのです。 いままでの市場経済では「利益」を生まないという理由によって商品化されなかった モノ・サービスも、Qでは、消費者側の判断しだいでは、「価値あるもの」として評 価され商品化されることになります。 Qの相対取引は、消費者ひとりひとりが、主体的な個人として行います。そして経済 的価値判断のみならず、自らの文化的(倫理的・批評的・美的)な価値判断によって 商品の価格を決定し、市場と、自分の生活や考え方とを、より多様で豊かなものにし ていく経済的実践なのです。 【Qマーケットでは「円」は使えないの?】 Qマーケットでは、取引で決められた価格のすべてを「円」で支払ったり受け取った りすることはできません。が、決められた価格のうちの何割かを「円」で支払ったり 受け取ったりすることは認められています。それを、「Q+円混合支払い」といいま す。 【Qに、会社や商店が入ると何かメリットがあるの?】 会社や商店は、団体会員として、Qに参加できます。参加するメリットはもちろん大 いにあります。Qマーケットは、グローバルな広がりを持っていますから、まずいち ばんのメリットは、オンライン上で、新しい顧客を獲得できることです。そして単な る利益追求だけでない良心的な商売をしていると、Q会員からの支援を受け、赤字上 限額を増やすことができます。また「Want」検索で、消費者が何を求めているのかを 調査することができます。 しかし、今まであげたものよりも、いちばん大きなメリットは、多くの企業や商店が Qに参加すると、Qの貨幣としての価値が、それだけ高くなり「強い貨幣」になると いうことです。 【Qが「強い貨幣」になると、どんなメリットがあるの?】 お店や会社が、Qに参加することについての一番の障害は、受け取ったQの使い道が ないということでしょう。けれどたとえば、仕入れ先や税金・公共料金、そして人件 費の支払いにQが使えたなら、お店や企業にとって、Qに参加して「貨幣発行権」を 得ることはとても大きなメリットになります。経営もずいぶん安定するでしょう。 そのためには、できるだけ多くのお店や企業がLETS−Qに参加してくれて、Qの 使える流通圏が少しずつ広がっていかねばなりません。 あなたのお店や会社がLETS−Qに参加することで、Qを「強い貨幣」に育てるこ とができ、それによって、あなたの商店や会社の経営もずいぶんと安定していけるの です。これが、いちばん大きなメリットでしょう。 このように多くのお店や会社がLETS−Qに参加してくださり、Qが「強い貨幣」 になっていくと、さらに大きなメリットがあります。それは、Qファイナンスで「利 子のつかない融資」を受けることができることです。 【Qファイナンスってなに?】 Qファイナンスは、Qコミュニティであまっているお金(各口座の黒字残高)を集 め、融資を希望している個人・団体会員に、無利子で融資する金融システムです。 【どうして地域通貨に金融システムが必要なの?】 Qは、現代の高度に分業化した産業社会で流通していくことが、期待されています。 それは、Qを流通させることで、現在の産業社会のあり方を変えていきたいからで す。 19世紀に始まった産業社会は、生産・運輸・情報などの技術が凄まじい速度で革新 されたことやフォードシステムやカンバン方式が代表するような生産システムの変革 などで、次々に新しい市場を生み出し、発展してきました。 こういった技術革新や生産システムの変革のための資金は、もっぱら銀行からの資金 の貸しつけによって調達されてきました。銀行からの貸し付けは「信用創造」という 仕組みによってなされています。「信用創造」は、銀行が企業などに貸付し返済され るという循環を繰り返すことで、貨幣を自己増殖させる仕組みです。そして、その 「信用創造」が陥る金融パニックの安全弁となっているのが「最後の貸し手機能」を もつ中央銀行制度です。つまり現在の中央銀行制度そのものが、自己増殖する貨幣を 生み出しているのです。貨幣はどんどんと自己増殖を繰り返します。そしてついには 実体経済から乖離した余剰資金となって世界をさまよい、あちこちで利益を求めて投 資されます。それが「グローバル・マネー」です。 「グローバル・マネー」という現在の貨幣がなぜ悪いのか、というと、自己増殖し 「利益のみ」を目的として投資されるようになっているからです。たとえば日本のバ ブルもそのようにして起こったのです。もうかるところにどんどんとお金が投資さ れ、利益が利益を生みだします。繁栄は永遠につづくようにみえます。けれど、なに かのきっかけで、ある日突然に、投資されていた資金がいっせいに引き上げられるの です。永遠に続くと思われていた繁栄の夢は、一瞬にして破裂してしまう。それが 「バブル」というマネーゲームです。「バブル」は、実体経済の現況から乖離した余 剰資金の過剰投資によってうまれます。これは人間の欲望が起こすことだと言う人も います。もちろんそういった要素も否定できないでしょうが、現在の貨幣のあり方そ のものも、問わねばならないでしょう。なぜなら「バブル」や、その反対である不況 は、現在の貨幣のあり方がうみおとしている構造的な問題だからです。 「グローバルマネー」が引き起こす問題は「バブル」だけではありません。自己増殖 した貨幣は、「利益」を求めて様々なところに投資されますが、反対に「利益」を生 まないところには投資されず、全く流通しないのです。貨幣の不足は、深刻な不況を 引き起こします。リストラ、失業者の増加、そして経済的原因による様々な社会的な 事件、家庭内の事件…。 破壊されるアマゾンのジャングルは、「利益」を求めて投資される貨幣が可能にして いるのであり、世界でこどもたちが餓死している事実は、「利益」を生まない場所に は貨幣が投資されないことに依っているのです。 LETS−Qの金融システムは、地球や世界を破壊していく「グローバルマネー」と いう怪物をうみだしている現在の中央銀行制度による金融システムとは違う、あたら しい金融システムをつくる制度なのです。 「Qファイナンス」は、個人会員・団体会員が保有している剰余黒字を、「利益追求 のみならず良心的な活動をおこなっている」企業やNPOなどの団体会員に貸し付け るという制度です。そこでは、現在の金融システムでのような「信用創造」による貨 幣の自己増殖はおこりえません。なぜなら、LETSというシステムが、貨幣発行量 (各会員の口座残高の総計)は常に「0」である、という「ゼロサム原理」によって 成り立っているからです。つまり産業活動が活発になり市場規模がいかに拡大し、企 業が活発な活動を行ったとしても、コミュニティ全体の貨幣発行量が自己増殖するこ とはないのです。 自己増殖する貨幣構造に終止符をうつこと。そして、利益だけを追求するのではな い、多様で豊かな価値観による市場形成を実現し、その市場形成の担い手である企業 やNPO活動のための金融システムをつくること。それが、これからの産業社会に対 応するQファイナンスの目的です。 【Qに参加しよう!】 Qは、うまれたばかりの地域通貨です。よちよち歩き始めたばかりで、どこか危なっ かしくみえるかもしれません。けれどQは、これからの新しい世界の経済と人々の暮 らしのありかたを、変えていける可能性をもっています。環境破壊を止め、戦争を止 め、バブルと不況をなくし、この世界に生まれたすべての人たちが、平等に、自分の 意志と責任と能力で、楽しく力強く生きていける経済システムを実現するために、あ なたもQに参加しましょう!世界は、わたしたちの手で、変えることができるので す。 |
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