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最終更新日 2023年02月10日


GMOフリーゾーン宣言の背景
ネットワーク農縁(新庄生産者)代表・笹 輝美

遺伝子組み換え(GM)作物は、土から遊離した作物である。害虫抵抗性、病原菌耐性の作物が開発されたにしても、その組み込んだ遺伝子に対する耐性が病害虫に生まれてくる事は、容易に予想できる。

また、多収性、良食味etcは、過去のF1品種が物語っているように、地力の無い土では、その特性を発揮することはない。例え、光合成が倍の能力を持った作物が生まれても、同じだ。耐冷性に於いても、地力を抜きにしては考えられない(地力=有機質 微生物 ミネラル分が豊富)。

機能性を有した遺伝子組み換え第二世代作物でも、健康な土からしか、健康な作物は育たない。普通の食事を食していれば、健康な体を維持できるはず(医食同源)。種子の独占、遺伝子汚染の恐れのある作物の必要性はない。

以上のような考えから私たちは、GM作物は必要性の全くないものと結論づける。

しかし、経済のグローバル化により、日本の農業は追い詰められており、GM作物の需要があるとすれば、普通の農業者はGM作物を作付けすると思う。それらの新しい作物を取り入れ、規模拡大、コスト低減、売り上げ増が一般的には優れた農業経営者ということになっており、行政も支援している。

このような危険性を排除するには、有機農業をやっている百姓が行動することはもちろんだが、食べる側が完全に拒否していくことが絶対的な効果がある。買ってくれなければ、作りたいと思っても作らない。農協への働きかけを食べる側が行うこと、百姓・食べる側双方に、まだまだGM作物に関する情報を広く与えていくことが必要である。

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